じぇるすけ -気が狂ったカオスブログ-

不定期更新で頭のイカれた文章書いてます。

SixTONES『PARTY PEOPLE』が未だに怖い...けどなんか楽しい

 

ンデッ!デッツッデデデエエエデッデェェェレッッレッッェエエエエエェエエエエエエェーーデレレェエェーーー!!!!(ンチャッッッ!!!チャッチャッチャッ!!!)

 

ンババァッバッバァバァッババアアアババオオァァアアアアアオッ………!!!

 

ヘイッッ!!ヘイッッッッ!!レッツゴォォオオオ〜〜〜〜〜ゥ!!!!

 

ナッ!ナッ!ナナナアナナァ〜〜〜ナナナナアァァァ〜〜〜〜〜!!ナッ!ナッ!ナナナナアァ〜〜〜〜ッッッ!!!!!

 

ワンッッッッッ!!!チュウウウウウウ!!!!!スリィイイイイイイ!??フォォオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜オオオオゥ!!!!!

 

絶対に近寄りたくない。

 

マジで無理。なんですかこの人達。街でこの6人が前から歩いてきたら死んでも目合わせたくないし、車来てようが反対側の歩道に全力でダッシュして逃亡する。轢かれたほうがマシです。SixTONESが入り口の前でたむろしてるコンビニに、いったい誰が入れるでしょうか。

特に、ガンギマリの目で歌い踊り狂うジェシーに顔面近づけられて漏らさない人間がいるのなら教えて欲しい。

 

なんなんですかこの人たち。なんの集会?なんのチームのなんの宴会?いやもうこんなの宴会のレベル超えてるよね。明らかに激ヤバなクラブでテキーラを一気飲みさせられるような飲み会のレベルですよねこれ?速攻逃げるわ。

こんな曲をシラフの人間が歌えるはずがない。

何をとは言いませんが「全員やってる」。確実に何らかの法に抵触してる。そう思ってしまうほどの激ヤバ曲に仕上がっていた。

 

相変わらずよく曲調だったりMVだったりに見えるSixTONESの激ヤバテンションクソ高ぇガンギマリ集団感は健在。だけど結構そんな雰囲気にしては前向きというか、なんかとにかく元気づけられるすげぇ不思議な感覚に襲われる。クソ怖いんだけどなんか楽しいみたいな。

 

なんかすごい怖いんだけど、すごい楽しくて安心するような曲とMVになってる。

夏の温度を思わせる色彩の中、リラックス感のあるビジュアルの6人が、一緒に手拍子をしたくなるリズムとキャッチーなメロディーラインに乗せて、思わず真似したくなるようなダンスを踊る。言葉にしただけで楽しそうな光景が繰り広げられている。森本慎太郎なんてそのまま海岸で騒いでいそうだし、田中樹はビールを片手に気さくに話しかけてきそう。

 

これまでSixTONESには、いわゆる夏ソングを歌うイメージがあまりなかったが、初めてこのMVを観たとき「やっぱりSixTONESと夏は似合う」とつい思ってしまった。いや、元々6人が集まってワイワイはしゃいでいる姿には、むしろ夏がよく似合う。ジェシーの明るい笑顔も相まって、カラッとした明るさに満ちている。SixTONESのパブリックイメージとしては、どちらかというとアーティスティックな印象が先行している。そう考えるとこれだけ夏らしい楽曲は、SixTONESにとって意外性を伴っているようにも思える。ただ、考えれば考えるほど、SixTONESに夏ソングが似合わないわけがないのだ。

そんなSixTONESに思いを馳せながら改めて観る『PARTY PEOPLE』は、最初に抱いていた印象とはまるで違っていた…

見た目のヤバさに惑わされてしまっていたが、歌われている内容は儚く切ない「ひと夏の恋」の物語。主人公は不特定多数をたぶらかすクズ男ではなく、憧れのあの娘に一途に気持ちを伝えるただのピュア。

そう『PARTY PEOPLE』とは、決して他人に迷惑を掛けまくる激ヤバサークルの集団プレイ曲などではなく、こんな時代だからこそ勇気を出して「普段とは違う自分」を演出して一緒にハジケてみよう!失敗したって夏のせいにすればいいじゃん!という、あと一歩踏み出すことのできない人間を勇気づけるメッセージソングだったのだ…

 

SixTONESのアッパーチューンというと、「Special Order」や「RAM-PAM-PAM」のように、超攻撃的なサウンドと、そのサウンドに負けないパンチの効いたパフォーマンスのイメージが強かった。去年1月に発売されたアルバム『CITY』の中にも、「Fast Lane」「Odds」「WHIP THAT」、今年1月に発売されたアルバム『声』にも『Boom-Pow-Wow!』 『Outrageous』のようなアッパーチューンに分類される楽曲がいくつかあるが、これらはより都会的でお洒落な印象を抱かせた。今回の「PARTY PEOPLE」はそれらに比べると開放感があり、MVで6人が大勢のダンサーと踊っているように、ファンも巻き込んで、みんなで夏を楽しむような享楽的な雰囲気に満ち溢れている。しかし、それが決して凡庸に感じないのは、SixTONESの6人が持つ魅力的な声と力がなせる技。

 

SixTONES 6人の声は、いわゆる“アイドル”としては非常に独特で、あまり類を見ない。それは、アタックと呼ばれる音の立ち上がり部分と、彼らの声の表現が特徴的だから。声質としては6人とも比較的太い声が多く、声を発した時のアタックの強さから力強く聴こえる。そこに、ハイトーンを武器にした京本大我、クリアかつ柔軟性のある髙地優吾、色気をたたえた松村北斗など、それぞれの声の表現が重なることで、SixTONESらしいオリジナリティ溢れるハーモニーとなる。